第64章 祈神之宴 ②

荒于是召唤星海幻境,铺陈在神庙之中,恶神神像与四壁的石刻映照在海水之中,化为流光。

しばらくして、悪神の宮殿での出来事が映し出された……

片刻之后,幻境中显现出了曾在恶神宫殿发生的景象——

【迦摩天】

「汝か。」

是你?

【神堕ロチ】

「千年ぶりでも一目で分かるとは、嬉しいものだな。」

时隔千年还一眼就认出了我,真是荣幸之至。

【迦摩天】

「汝は変わっていないな、どんな手を使って封印を破ったのやら。ここに来たということは、他の悪神のところにも?」

你倒是一点都没变,也不知道是使了怎样的手段突破了封印。如今寻到这里,可是与其他恶神都会了面?

【神堕ロチ】

「謙遜することはない。お前が一人目かもしれないぞ?」

何必妄自菲薄,兴许我是第一个来看望你的呢?

【迦摩天】

「……はははは!本当に相変わらずだな。悪神に会うたびに同じことを言っているんじゃないだろうな?まあいい、吾が何人目だろうが、協力者が何人いようが、お前の話に乗るつもりはない。あの世界は吾を捨てた。故に吾も躊躇なくその世界を捨てることができる。この世界での吾は、孔雀の国に祀られる神、災いをもたらす悪神。吾こそがここの支配者、万物の源。蛇神よ、昔のよしみに免じて、ここから出る手助けをしよう。しかし今回は、汝についていくことはない。」

……哈哈哈哈!蛇神你还是老样子,该不会跟每个恶神见面后,都是这般说辞罢。罢了,无论你之前造访了我等恶神中的几名,你的计划又得到了几人的相助,我这次是无法答应你了。原本的世界既抛弃了我,我自然也可以毫不犹豫地将之舍弃。而在这个世界,我是被孔雀国供奉的神明,也是降下天灾的恶神,是这里的主宰,也是万物的本源。蛇神,看在往日的恩情,我会助你离开,但这一次,我不会再跟你走了。

【神堕ロチ】

「面白い。新しい牢獄に長い間閉じ込められて、愛着が湧いてきたわけか。」

真是有意思,你在这新的牢狱中住了太久,竟对这牢狱产生了眷恋之心。

【迦摩天】

「吾の気は変わらない。」

我心意已定。

【神堕ロチ】

「確かにお前は変わった。神獄を脱獄する時、お前たちは何でも言うことを聞いてくれたのに、今は皆、自分の考えがある。あの時と違って……お前には妻もいるしな。」

如今的你,确实不同往日,当年我带你们离开神狱时你们还百依百顺,现在却各有各的主意。毕竟今时不同往日—你也是有妻室的人了。

それを聞いた**の神は、面白い冗談を聞いたように大いに笑った。

闻言,**之神仿佛听到了笑话般大笑。

【迦摩天】

「蛇神、長い間牢獄に閉じ込められて忘れてしまったかもしれないが、吾は**を司る迦摩天、妻などただの食料に過ぎない……」

蛇神,你可是在牢狱中关了太久,可是忘记了,我是司掌**的迦摩天,妻妾于我,不过是一道道美食——

【神堕ロチ】

「ならば、この地に拘る理由はなんだ?まさか千年の時を経て、**の神であるお前が……美色に蠱惑されたとでも?」

那究竟是什么让你舍不下这片国土?难道说时隔千年,身为**之神的你——竟也有被美色蛊惑的一天?

それを聞いた**の神が一瞬の隙を見せた。それと同時に、ヤマタノロチが彼に呪いの烙印を押した。悪神は逃れようとしたが、ヤマタノロチが変身した蛇が大口を開け、一気に彼を呑み込んだ。ヤマタノロチが人の姿に戻ると、悪神の姿は消えていた。

闻言,**之神一瞬恍惚,而与此同时,八岐大蛇将一枚诅咒烙印打在了他身上。恶神急忙想要挣脱,却见八岐大蛇化为了蛇形,巨蛇张开大口,竟一口将之囫囵吞下。待到八岐大蛇重新化为人形,恶神的踪影已无处可寻。

【神堕ロチ】

「実に残念だ。しかし、世界の霊脈と繋がった悪神か。お気に入りの世界と共に、我が新世界の餌食になるがいい。」

真是可惜。不过,连接着一整个世界灵脉的恶神?就让你中意的这个世界和你一起,化为我那新世界的食粮罢。

映像が急に途切れた。

画面到此戛然而止。

【荒】

「これで、悪神の行方がわかったな。早く対処しないと、この世界が崩壊するのも、時間の問題だ。」

看来,我们找到了恶神的去向。如果不尽快解决此事,这个世界的分崩离析,也只是时间问题。

——孔雀明王の宮殿

——孔雀明王殿中

荒と須佐之男が孔雀明王の謁見を受けた。二人は悪神の行方の調査結果と、ヤマタノロチのことを話した。

孔雀明王再次接见了荒和须佐之男。于是,二人向她讲述了调查恶神去向的结果,和八岐大蛇的所为。

【孔雀明王】

「そういうことなら、悪神が行方不明になったにも関わらず、我が国の霊力が吸われ続けていたのも頷ける。ふん、勝てば官軍負ければ賊軍。ヤマタノロチは今どこに?」

竟是如此,难怪恶神不知所踪,却依旧在吸食我国土命脉的灵力,致使灵力枯竭,民生凋敝。罢了,自古以来成王败寇,八岐大蛇如今身在何处?

【荒】

「時空の隙間にいる。」

时空缝隙之中。

【孔雀明王】

「悪神がいなくなってから、私は緑の大地を取り戻すために、災いと疫病を鎮めてきた。災いは終わらせることができ、疫病は治療することができるけれど。子供が生まれないことだけは、どうしようもできなかった。**の神、皮肉なものね。やつが残した呪いなのか、それとも……」

自恶神退去,我便在不断平定四起的灾祸,横行的瘟疫,誓要复苏逐渐消退的绿洲。然而灾祸可以平定,瘟疫可以救治。唯独人人都无可奈何的是,这国土上,竟从此再也没有诞生过孩童。**之神吗,还真是讽刺,这是他最后所留下的诅咒吗,亦或是……

最後の言葉は彼女にしか聞こえなかった。しばらくして、彼女は微笑んだ。

最后一句话说得十分轻,只有她自己能够听见,片刻后又突然露出笑容来。

【孔雀明王】

「二人が全てを打ち明けてくれた以上、私も腹を割って話すわ。二人が悪神を見つけてくれたら、私は必ずやつを葬り、霊脈を元に戻し、孔雀の国の息を吹き返してみせる。この孔雀明王できることがあれば、なんなりと。」

既然二位开诚布公,我就也不卖关子了,二位远道而来,只要能助我找到恶神,我定要将其手刃,灵脉归位,还孔雀国生机。只要是能做到的,我孔雀明王义不容辞。

【荒】

「ならば祈祷の舞を頼みたい。千年の眠りについた太陽の女神、天照様を呼び起こすために。」

我们想请你来做一场祈神之舞,以唤醒沉睡千年的太阳女神——天照大人。

——数ヶ月後、虚無の海の奥深く

——数月后,虚无之海深处

【荒】

「星海から得た情報によると、ヤマタノロチはこの海域に潜んでいるらしい。もともとは月海へ逃げるかと推測していた。我が師月読が復活した後、ヤマタノロチは同じやり口で、蛇魔に意識を移して月海に現れた。しかし、月読は彼を拒否した。先生は…過去の執念を捨てたようだ。」

从星海中窥探到的情报来看,八岐大蛇一直躲在这片海域中。最初,我曾猜测他可能会逃往月海,在吾师月读复活之后,八岐大蛇曾故技重施,将意识附在蛇魔身上,在月海中现身。不过,月读拒绝了他。看来老师他…已放弃了曾经的执念。

【須佐之男】

「堕落の神力が濃くなっている。ここに潜むヤマタノロチは、逃げられないほどの重傷を負ってるはずだ。真実がどうなのか、彼を見つけて確かめよう。」

堕落的神力越发浓厚,八岐大蛇不仅潜伏在此,而且恐怕已重伤到无法逃走。真相究竟如何,就看我们找到他之后了。

須佐之男が風雷を召喚して虚無の海を割った。荒が星々を召喚する。無数の目が押し寄せてくるようだ。星の夜に雷鳴が轟き、闇に包まれていた死の海を何度も照らした。

须佐之男召唤雷鸣暴风劈开虚无之海,荒召唤群星出现,如万千只眼睛步步紧逼。星夜雷鸣,将这千万年不见光明的死海一次又一次地照亮。

【荒】

「さっきから、ヤマタノロチの気配の源に変化はない。彼はすぐそこにいる。畳み掛ければ……」

从刚才开始,八岐大蛇的气息来源就没再变化过。看来他就在眼前,只要我们乘胜追击——

【須佐之男】

「気をつけろ。」

小心。

雷光に照らされた海に波が起こり、静かだった死の海に鱗が光る。突然、光る鱗が海から飛び出すと、漆黒の巨蛇が現れ、二人に襲いかかった。咄嗟に須佐之男が雷槍を持って、その場に結界を張る。

雷光照亮海水掀起波涛,原本一片平静的死海显露出片片鳞光。突然,那鳞光脱离海水一跃而起,竟然是一条条漆黑的巨蛇,径直向二人袭来。情急之下,须佐之男以雷枪划地为结界。

【須佐之男】

「荒、下がれ!」

荒,退后!

【荒】

「後ろにも蛇魔がいる、囲まれたか。」

身后也是蛇魔,竟是被包围了。

【須佐之男】

「あれはヤマタノロチの蛇魔ではない。」

这不是八岐大蛇的蛇魔。

巨蛇は稲妻に沿って上ると、稲妻を呑み込んでしまった。その全身が雷光を纏い、須佐之男の鎧に似た光を放つ。須佐之男が正面から巨蛇の首を切り裂くと、蛇の体が海に落ちた。しばしの静寂の後、海から無数の蛇尾が伸びてきて、二人を後方から襲おうとしたが、星々と雷電に打ち砕かれた。海から湧き出る蛇魔が後を絶たないのを見て、二人は光を消した。雷鳴がおさまり、星々が消えていく。蛇の群れは躊躇いを見せ、しばらく徘徊した後、海に戻っていった。

只见那些巨蛇迎着闪电而上,竟将闪电吞食,浑身闪耀着电光,竟显露出与须佐的盔甲相似的光芒。须佐之男迎面而上,一枪劈开巨蛇脖颈,蛇身落入海中。片刻沉寂后,海中又涌出无数蛇尾伸出水面,自后方试图偷袭二人,却被二人以群星和雷电击碎。然而海中涌出的蛇魔源源不绝,见此二人熄灭各自的光芒,雷鸣散去,群星隐去。只见蛇群若有所思,徘徊一阵后,竟掉头游走了。

【須佐之男】

「やつらは命を取りにきたのではなく、光が嫌いなだけか。光が嫌なら、何故自分の中に取り込む?」

它们并不是要取人性命,而是厌恶光辉。明明厌恶光辉,又为何要吞食它,与它化为一体?

【荒】

「蛇魔の目的はさておき、この海にいる限り、虚無の力は無尽蔵だ。やつらを徹底的に倒すことはできない。しかし君の言う通りだ。あれはヤマタノロチの蛇魔ではない。さっき、ヤマタノロチの気配が全盛期よりもさらに数倍強くなった瞬間があった。その後…彼の気配がこの海域から完全に消えた。」

且不论蛇魔的目的何在,只要在这片海水中,虚无之力取之不竭,就无法彻底杀死他们。不过,你说的不错,这确实不是八岐大蛇的蛇魔。因为就在刚刚那一瞬,八岐大蛇的气息,突然变得比全盛时还要强大数倍。然后…他的气息就从这片海域中,彻底消失了。

二人は虚無の海を去った。

两人从虚无之海离开。

【須佐之男】

「案ずるな、手掛かりはある。巨蛇に襲われた時、蛇の腹部に変な印があった。何の印か知ってるか?」

别担心,也不是线索全无。刚才巨蛇偷袭时,我在蛇的腹部看到了一个奇怪的印记,你可认识?

須佐之男が雷で印の模様を作った。

须佐之男以雷电构筑出印记的样子。

【荒】

「これは……ヤマタノロチが**の神に打ち込んだ烙印か?千年間見聞を広げてきたが、似たような印は見たことがない。」

这是……八岐大蛇在**之神身上打下的烙印?我在世间游历千年,却也并没有见过这样的印记。

【須佐之男】

「俺は見たことがある。」

不过,这个符号我还真在别处见过。

【荒】

「ほう?」

哦?

【須佐之男】

「天羽々斬に封印されていた五人の悪神の体にあった印だ。まるで所有権を見せつけられているようだった。しかし千年前、彼らの身にあんなものはなかった。あれを残したのが蛇魔の主だとしたら……」

封印在天羽羽斩中的五个恶神身上,都有这个印记,仿佛是在宣示着所有权。但在千年前,他们的身上并没有这个东西。倘若这个印记是那些蛇魔之主留下的……

【荒】

「どうやら、相手は始祖級の至高神のようだな。」

那看来,我们怕是对上了一位始祖级别的至高神了。

【須佐之男】

「虚無の海の至高神……」

虚无之海的至高神……

そう言うと、須佐之男は漆黒の海を眺めて考え込んだが、それ以上何も言わなかった。

言罢,他望向远处漆黑的海面,若有所思,却并没有往下说。

都に戻った荒は、晴明を訪ねた。その後すぐ、祈神の儀が始まり、異国の舞姫孔雀明王が舞台に上がった。孔雀明王が裸足で身を支え、時に回転し、時に俯く。そして力を抜かれたかのように目を細め、展開していた尾羽がゆっくりと垂れていく。心を躍らせた一曲が終わり、観客席から雷鳴のような拍手が湧き上がった。晴明は舞台裏で待っていた。舞台から降りてきた孔雀明王と目が合う。

回到平安京后,荒找到晴明议事,不久后,祈神仪式便在京都开启,异国舞姬孔雀明王的登台献舞。只见,台上的孔雀明王以裸足撑地,一面旋转,一面低下头来,如同困倦般地眯起眼睛,展开的尾羽慢慢垂下来。在给众人带来欢欣鼓舞之后,一曲终了,观客爆发出雷鸣般的掌声。晴明已经在舞台后等候多时,抬头看见孔雀明王一步一步地迎面走下台阶,对上她的双目。

【孔雀明王】

「話は彼らから聞いたようね、あなたと二人で話したいことがあるわ。」

——その頃、遥か彼方の虚無の海

——与此同时,在遥远的虚无之海之中

【伊邪那美】

「世間の万物は、それぞれ異なる姿で生まれながらも、互いに惹かれ合う。水を泳ぐ魚は空を飛ぶ鳥を眺め、鳥は蝶になる夢を見る。形のある身体、形のない魂、執着する必要などない。」

世间万物,生来就有了各自的形态,然而又往往彼此艳羡。水中的游鱼遥望天上的飞鸟,而飞鸟则在梦中化为蝴蝶。有形的身体,无形的灵魂,又有何必要执着。

【神堕ロチ】

「これぞ歌舞の素晴らしいところだ。人が創造した歌舞で、人は鳥にも、遊魚にもなれる。時には人間から神になったり、妖怪になったり。まるで夢のようだ。これが人の世の醍醐味、私が夢中になる所以。」

这便是歌舞的精妙之处,世人创造了歌舞,它便使人在顷刻间化为飞鸟,化为游鱼。时而又以凡人之身化为神明,化为妖鬼,仿若一场幻梦。这是人世的绮丽之处,也是我欲罢不能的缘由。

【伊邪那美】

「あなたはそんな夢を欲しているのか?」

你是在期盼那样的梦吗?

【神堕ロチ】

「人にとって、神は手の届かない存在、まさに夢のようなもの。きっと夢の中で、あなたになった者もいるだろう。」

对世人而言,神的存在不可捉摸,原就如一场梦境。我想,一定也有人会在一场幻梦中,化为你吧。

【伊邪那美】

「しかし私から破滅の力を手に入れた者はいない。たとえ一瞬でもな。」

又有谁能从我手中借走毁灭的力量,哪怕只有一瞬。

【神堕ロチ】

「もちろんそれは不可能だ。破滅の女神は唯一無二、完璧な存在なのだから。たとえ嘘の夢の中でも、あなたから何一つ奪うことはできない。ただの拙劣な真似事に過ぎない。しかし夢にも色んな形がある……自分の手で罪の果実をもぎとるほど、素晴らしいことはないだろう?」

当然不可能,毁灭女神的完美是独一无二的。哪怕是在自欺欺人的梦中,也无人能夺走你的一丝一毫,不过是些拙劣的模仿罢了。但梦也有许多种——又有什么比亲手摘下罪恶的果实,更精彩的呢?

梦远书城已将原网页转码以便移动设备浏览

本站仅提供资源搜索服务,不存放任何实质内容。如有侵权内容请联系搜狗,源资源删除后本站的链接将自动失效。

推荐阅读

如何阻止男主发疯[歌剧魅影]

春水摇摇晃

骄阳似我(下)

狩心游戏

如何饲养恶毒炮灰

< 上一页 目录 下一章 >
×
阴阳师红莲华冕、天魔归来活动剧情中日双语
连载中恋毛患者 /