【燼天玉藻前】
「(首を振り)この神様はこんな時でもちっとも変わらないな。(だが、晴明は……)」
(摇摇头)这位神明大人这么久了还是一点也没变啊。(不过,晴明也许……)
【縁結神】
「大狐も早く来るのじゃ!」
大狐狸也要赶快跟上啊!
燼天玉藻前は来た方向を振り返る。その眼差しはいくつかの障壁を突き抜けて平安京で止まったようだった。その眼差しは一瞬留まり、すぐ近くにいる縁結神に向かった。そして、扇子を扇ぎながらついていく。
烬天玉藻前回头望了眼来时的方向,若有所思的目光似乎穿透了重重障碍落在了平安京。他的目光只停留了一瞬,很快就收回了,看向了不远处的缘结神,而后便摇着扇子跟上了她的身影。
【縁結神】
「なんて強い妖気じゃろう!この先に、ヤマタノロチに汚された妖怪がおるのじゃろうな!あれ?妖気に少し火気があるようじゃ。なぜか親しみを感じるが……」
好重的妖气!前面应该是有被八岐大蛇污染的妖怪吧!诶?这妖气中好像还有一丝火气,总觉得有几分熟悉……
【燼天玉藻前】
「ん?これは……」
咦?这不是——
眩いばかりの炎が輝く刃に包まれ、暁の光が闇を切り裂くように、妖力を纏った妖怪を切り裂いた。真正面からぶつかってきた気配がまるで生まれたての冬の太陽のような暖かさと氷雪の冷たさを併せ持ち、心が澄んでいく。
耀眼的火光裹挟着更亮的刀光,如拂晓时的日光划破了黑暗,斩断了被妖气缠附的妖怪。扑面而来的气息如同新生的冬日暖阳一般,温暖中夹杂着冰雪的微凉,令人神气一清。
【妖怪甲】
「ああああ……」
啊啊啊啊——
【妖怪乙】
「ぐああ、ぐっ、貴様……」
唔啊啊,呃,你……
【鈴彦姫】
「ふん、何?汚れた妖気にまみれて私を攻撃してるんだから、こうなるのも当然でしょ?」
啧,我什么我,一身污秽妖气还企图攻击我,这不是该么?
【縁結神】
「鈴彦姫か!」
是铃彦姬啊!
【鈴彦姫】
「あら、君達。ここで会えるなんてすごい偶然。」
哟,是你们啊,真巧啊,这儿也能遇到。
【縁結神】
「……久しぶりに皆が揃ったのは嬉しいことじゃが、お主も少しは気をつけるのじゃ!」
……虽然一段时间没见大家在这相聚是喜事,但是你也注意一下背后啊!!!
【鈴彦姫】
「あれ?」
啊?
目の前に突然現れた狐火が、鈴彦姫の背後から突進してきた妖魔を優しく包み込む。妖魔は弱々しい狐火とともに静かに宙に消えていった。
狐火在她们的眼前骤然一现,轻柔地裹挟着铃彦姬身后扑来的妖魔,妖魔伴随着幽幽狐火悄然消失在空中。
【妖怪丙】
「ぐあああ……」
呃啊啊啊——
【燼天玉藻前】
「…………」
【鈴彦姫】
「おっと、もう二匹見逃していた!ごめんごめん、ありがとう。道中たくさん倒してきたから、ちょっと油断してたかもしれない。さっき何か言いかけてなかった?」
原来还漏了两个,哎呀,不好意思,谢谢你了。我一路过来砍了好多个,可能有点砍昏头了哈哈。不过我刚刚看你好像想说什么……的样子?
【燼天玉藻前】
「……いや。ただ君達二人は心が似ている。気心の知れた友人は得難いものだと言いたかっただけだ。縁結神、この友人を大切にすることだな。」
……没什么,只是想说两心相似,知己难逢,缘结神要好好珍惜你这位朋友。
【縁結神】
「……………………はあ、まあよい、大狐も手伝ってくれたことじゃ、われは何も言わぬ。それで、どうして雪国を離れたのじゃ?そのうえここに現れて。」
………………咳,算了,看在大狐狸帮了忙的份上本神明就不说什么了。总之,你怎么离开雪域了?还会出现在这里。
【鈴彦姫】
「まあ、色々あってね。前回の祭りから雪国の結界が薄れ、その雪の幕も徐々に消えた。しかし、少し前から地脈から絶え間なく力が流れ込み、漂っている妖気もさらに強くなった。天現峰の下に埋められた神器も蠢き始め、常に強力な力が封印の結界を破って地上に現れ剣気になった。」
这就有点说来话长了。自从上次大祭之后,雪域周围的结界消隐,那层雪幕也慢慢散了。但是不知道为什么,前段时间起,就有力量源源不断地从地脉输送出来,弥漫的妖气更强了。天现峰下埋着的那柄神器也开始蠢蠢欲动,常常有强大的力量撑破封印结界出现在地面之上,形成道道剑气。
【縁結神】
「!?それは危ないじゃろう!」
那岂不是很不安全!
【燼天玉藻前】
「こうしてみると、おそらくヤマタノロチは千年前に高天原に裁かれ堕ちた時から準備を始めていたようだな。」
这么看来,千年前,恐怕八岐大蛇被高天原审判坠落的那时,就已经开始布局了。
【鈴彦姫】
「そう。だから私は雪山一族を雪山の下に移した。幸い結界はすでに消え、外界とも通じ、あそこから出ることができた。でもこの件を解決できなければ、雪国の状況は悪化する。住みやすいところではないとはいえ、この地域は雪山一族にとって特別な意味がある。私にも…………とにかく、問題を解決しないと。だから雪山一族を安全な所に落ち着かせてから、地脈の下にある妖力を追いかけてきた。」 本章未完,请点击下一页继续阅读! 第2页/共3页
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