第61章 终焉之章 ⑩六道

【神堕ロチ】

「なるほど…それも確かに我が裁きを阻むための一つの方法ではある。しかし、貴様は結界に閉じ込められ、私は貴様と黒鏡との間を隔てているのだぞ。私は子羊のあがきを見るにやぶさかではないが、逃してやる気はないぞ。貴様は口にした計画をどう実現するつもりだ?」

你说的不错,那也确实不失为阻止我审判的一种方法,只是你被困在结界之中,而我又挡在你和黑镜之间。我乐于观赏羔羊的挣扎,却不会任它随意脱逃,你要如何实现你口中的安排呢?

【晴明】

「ヤマタノロチ…貴様はこの「晴明」が考えつくことを、もう一人の「晴明」が考えつかないと思うか?」

八岐大蛇,你觉得这一个「晴明」能想到的东西,另一个「晴明」却想不到吗?

【黒晴明】

「皆、時は来た。私が黒鏡の方へ向かうのを援護してくれ!」

诸位,时机已到,请助我去往黑镜的方向!

【鈴鹿御前】

「私をこんなに待たせるとは…。もう少しで私一人で出かけるところだったぞ。さあ、乗れ!」

竟让我等了这么久,再等下去我怕是都要自己出手了,随我上船!

鈴鹿御前が再び鬼船を召喚し、黒晴明を引き止め、船首に飛び乗らせる。船は泥をかき分け、天秤のある方角へ走り滑っていく。しかし、その後を追ってきた蛇魔が船尾に嚙みつくと、鬼船はほとんど身動きできなくなる。

铃鹿御前再度召唤出了鬼船,一把拉住黑晴明跳上船头,驾驭鬼浪冲散淤泥,船朝着天平所在的方位滑行着,然而蛇魔紧追其后咬住了船尾,使得鬼船几乎无法动弹。

【蝉氷雪女】

「黒晴明様の邪魔立てなどさせるものか。」

休想阻碍黑晴明大人。

雪女が結界の外に降り立ち、つららを張って海水を凍らせ、蛇魔の行く手を阻む。このため、鬼船は天秤の下までやってくる。鬼船を引き受けた朧車は、黒晴明の目の前に降りてくる。

雪女飞落在结界之外张开了冰棱,冻结海水挡住了蛇魔的去路,使得鬼船行驶到了天平之下,接替鬼船的胧车马上落在了黑晴明的面前。

【燼天玉藻前】

「上がってくるがいい。乗せていってやろう。」

上来,我带你飞上去。

黒晴明を朧車に乗せると、玉藻前は朧車を駆り、天高くそびえる天秤のてっぺんに向かって飛んでいく。後に続く蛇魔は再度合体して大蛇と化し、口を開けて朧車を地上に引き戻そうとするが、そこをめがけて振り落とされてきたのは刀だった。

将黑晴明拉上胧车后,玉藻前驱使胧车朝着高耸入云的天平顶端飞去,身后的蛇魔又故技重施合为长蛇,张开血口欲将胧车拉回地面,然而迎接它们的却是飞斩而来的武士刀。

【鬼切】

「あまり認めたくはないが、貴様とともに戦うのは他の者よりも心地よい。」

虽有些不想承认,但和你一起战斗总比其他人来得快意。

無数の蛇魔が地上に集まり、潮の流れのようにうごめいている。孔雀の光が空から地上に落ちると、蛇魔たちは散り散りに追い払われる。八百比丘尼が杖を手に、鬼船の帆柱の上に立っている。

无数蛇魔聚集在地面如同潮水般涌来,孔雀的光辉自上而下降落,将蛇群驱散,八百比丘尼握着手杖站在鬼船桅杆之上。

【八百比丘尼】

「ささやかなお返しです。大したことではありません。」

小小回礼,不成敬意。

数本の赤い糸が蛇魔たちを縛りつけ、続いて鈴の音とともに、炎が蛇魔たちを焼き尽くす。

数道红线将蛇群捆绑在一起,随之而来的火焰带着铃声,将蛇群烧为灰烬。

【縁結神】

「縁がここで尽きること、認めぬ!」

本神明可不允许缘分在这里终焉!

【鈴彦姫】

「お主の行く手に立ち込める霧、我が炎で払ってくれよう!」

就让我的火焰,为你驱散前路上的阴霾!

何度か危険を冒してようやく天秤の上に降り立った朧車は傷だらけになっている。天秤の頂上を守る蛇魔はいない。ヤマタノロチは上から、黒晴明が上がってくるのを見下ろしている。

经历数次艰险终于降落在天平上的胧车伤痕累累,天平的顶端没有蛇魔把守,八岐大蛇居高临下看着黑晴明的到来。

【神堕ロチ】

「お待ちしておりました。」

我已恭候多时了。

蛇神は小さな蛇を手に持っている。小さな蛇の体内からは黒い妖気が漂っている。それまで何もなかった天秤の周囲に突然蛇魔が潮の流れのように湧き出し、黒晴明に襲ってくる。危機一髪というところで、両側から飛び出してきた黒炎と妖火が蛇魔を再び一掃する。 本章未完,请点击下一页继续阅读! 第2页/共3页

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