【迦楼羅】
「俺？俺はだめだ、天人は生理的に受け付けない。王様なんて尚更だ。勘弁してくれ！」
我？我可不行，我对天人过敏，尤其是当王的。我比不了！
【鬼王酒呑童子】
「俺様が行こう。この前の幻境もそうだが、帝釈天の幻術には感服している。それを解く方法を学ぶせっかくの機会なんだ。簡単に手放すにはいかねえ。」
不如让本大爷一试。之前在幻境中，本大爷就对帝释天的幻术很是佩服。如今有机会学学这梦境破解之法，自然不能轻易放过这个机会。
【晴明】
「しかし、夢というのは、夢に入った者の意識によって影響されるもの。今まで酒呑童子と阿修羅の間には関わりがなかった。夢の時空を混乱させ、出られなくなる可能性を高めてしまうかもしれない。」
不过，既然是梦境，入梦者的意识一定会影响梦中的情景。酒吞童子和阿修罗的经历并无交集，恐怕会使梦中的时空混乱，增加迷失其中的风险。
【煉獄茨木童子】
「もしそうなったら、この茨木童子が必ず友を幻境から連れ戻してみせる。」
如果真的发生了这种事，我茨木童子不会坐视不管，一定会亲自把挚友拉出幻境。
【阿修羅】
「所詮は帝釈天の夢なんだ。あいつの夢である以上、俺が終わらせ、あいつを現実と向き合わせてやる。」
这梦归根结底是帝释天的梦。只要是那家伙创建的梦境，我自然有办法让他醒过来，给我好好面对现实。
そして、阿修羅と酒呑童子の二人が同時に二つの陣眼に入った。夢に入った二人は、広い山道に立っている。
于是，阿修罗和酒吞童子二人一同进入了两处阵眼中。一踏入梦境，二人就站在了一条宽广的山路上。
【鬼王酒呑童子】
「ここは、大江山か？雪だ……」
这里，是大江山？下雪了……
雪が視界を遮る。山の上をよく見ると、戦争の狼煙が上がっている。
漫天飞雪让人睁不开眼睛，仔细看来在山天交界的远处，有狼烟滚滚，似乎是一场战事。
【阿修羅】
「大江山はお前の縄張りだな。この戦争に覚えはあるか？」
大江山是你地盘，这场战事你可有印象？
【鬼王酒呑童子】
「人と鬼の間で悪戦を繰り広げたことはあるが。今もはっきり覚えている。あの時は妖火が広がっていて、真っ赤な空だった。大雪なんかじゃねえ。」
大江山确实曾有一场人鬼两族的恶战。但本大爷记得清楚，那夜红月当空，遍地妖火烧得天都红了半边，绝不曾是大雪的景象。
【阿修羅】
「ここは時間と空間が歪んでいるな。あの山頂を見ろ。天人一族の神殿がある。帝釈天はあそこで待っている。山に登る近道は覚えているか？」
这里的时间和空间都混乱了。看那山顶高处，是天人一族的神殿，帝释天就在那里等着我们。你可还记得上山的捷径？
【鬼王酒呑童子】
「こっちだ。」
这边走。
戦争は膠着状態で、二人は途中で混戦中の兵士に遭遇した。
然而战事胶着，二人在半山腰上就遇到了混战中的士兵。
【鬼王酒呑童子】
「こいつら囲んできやがった。俺達を敵だと思ってるな。」
这群家伙围上来了，看样子是把我们也当成敌人了。
【阿修羅】
「そっちがその気なら、容赦はしない。お前の知り合いがいるかもな、悪く思うなよ。」
既然自己送上门，我就开杀戒了。要是我随手杀了哪个你认识的鬼，回头可别怪我。
【鬼王酒呑童子】
「ふん、俺様は気の小さい男じゃねえ。どうせ幻だろう。」
放心，本大爷可没那么小气，横竖不过是些幻影罢了。
二人は殺戮を続け、山上への道には戦死した鬼族と人間の死体が並んだ。兵士達の装いは不自然であり、武器の形も色々だ。一族の紋章はあるものの、酒呑童子の記憶の中の大江山の鬼と源氏の侍とは異なっている。疑問に思った酒呑童子は、野良の鬼を捕まえた。
二人一路厮杀，上山的路两侧堆满了战死的鬼族和人类武士的尸骨。然而这群战士们的装束却十分奇怪，武器也形状各异。虽有族徽在，但并不是酒吞童子记忆中的大江山百鬼和源氏武士的样子。心生疑惑的酒吞童子拉住一只逃跑的野鬼。
【鬼王酒呑童子】
「ここは大江山なのか？お前らは誰と戦っている？大江山の酒呑童子と茨木童子はどこに居る？」
这里可是大江山？你们到底是在和谁交战？大江山的酒吞童子和茨木童子又在哪里？
【鬼族】
「あなたは……！お……大江山は攻められている。茨木童子様が山を降りて迎え撃てと。」
你……！是……是有人攻打大江山，茨木童子大人命我们下山迎击。
【鬼王酒呑童子】
「相手は源氏か？」
攻上来的可是源氏？
【鬼族】
「源氏はあいつらを追って大江山に来たんだ。あいつらと源氏は水と油なんだ。どちらも大江山に踏み入れさせるなって茨木童子様の命令が。だから今は三つの勢力が戦ってるんだ。」
源氏是追着那群家伙来的大江山，那群家伙与源氏本也是势不两立。但茨木童子大人有令，不能让任何一军踏足大江山，所以今夜混战，是有三军互杀。 本章未完，请点击下一页继续阅读！ 第2页/共3页
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