【鬼王酒呑童子】
「この状況で、鬼王は何をしている?」
如此乱局,鬼王何在?
【鬼族】
「鬼王茨木童子様は負傷している。でも皆に黙っていて、大江山のために踏ん張っている。今は山頂で精鋭を集め、決戦の準備をしている!」
鬼王茨木童子大人有伤在身,却瞒着大家,为了大江山心力交瘁。如今正在山顶点精兵,准备下山决一死战!
【鬼王酒呑童子】
「なんだと?!」
什么?!
酒呑童子が質問を続ける前に、突然空から炎が降ってきて、酒呑童子の目の前に居た鬼族は焼かれて灰と化した。炎が来た方向を見ると、鬼族の軍隊が山の下から山頂へ向かって進軍している。
酒吞童子还想再问,突然一股火焰从天而降,将眼前的鬼族烧成了灰烬。循着火焰的来处看去,只见一支鬼族异军突起,自山下向山顶杀来。
【鬼王酒呑童子】
「大江山の軍隊じゃねえが、まとまっているな。あの紫の炎、俺は知っている……行って確かめねえと。」
不是大江山的鬼军,却如此训练有素,这紫黑色的火焰,气息也如此熟悉……我必须去看一看。
【阿修羅】
「よせ、忘れたか?ここは帝釈天の夢の中だ。あいつは大江山に来たことがない。お前が関与したせいで、混乱した時空を作っただけだ。お前が首を突っ込んだら、あいつに気づかれてしまう。誰か来る。」
不行,你忘了吗?这里本是帝释天的梦境。他可没去过大江山,却因你的到来,构建出了混乱的时空。倘若你去参战,会引起他本人的察觉。有人来了。
阿修羅はそう言うと、酒呑童子を引っ張って木の後ろに隠れた。白髪の大妖が軍を率いて山頂から降りてきて、紫の炎を纏う鬼族の軍隊とぶつかった。
阿修罗不由分说,拉着酒吞童子躲进路旁的树林中。只见一只白发大妖率领另一支鬼族军队自山顶而下,与那缠绕着紫黑火焰的鬼族一军交战。
【鬼王酒呑童子】
「茨木童子だ。この軍隊は、我が大江山の精鋭部隊だ。海国の一戦の後、俺様が選んだやつらだ。これは俺様の記憶にある戦いではなく、未来の戦いだというのか?茨木童子の相手が源氏ではないなら、一体誰なんだ?」
是茨木童子。本大爷认得这支军队,是我大江山的精兵,海国一战之后,本大爷亲自点的人。难道说这一战并非是本大爷的记忆,而是发生在未来的一战?茨木童子对上的人不是源氏,那会是谁?
【煉獄茨木童子】
「我々は同じ鬼族同士だ。源氏が追ってきている。我々が争えば源氏が漁夫の利を得る。この茨木童子がいる限り、大江山を汚す真似は許さん!今ならまだ間に合う、軍を引け!」
你我同是鬼族,源氏又追兵在后,我们相争只会让源氏渔翁得利。更何况有我茨木童子在,绝不会让你污我大江山的净土!趁现在还来得及,你收手吧!
【???】
「お前を仕留めてから、源氏の相手すればいい。それに大江山は元々俺様のもの。自分のものを取り返す、当たり前のことだろ?」
待我解决了你,再去对付那源氏也不迟。何况这大江山本就是本大爷的东西,拿回属于自己的东西,何错之有?
茨木童子側が押されつつある。見ていられない酒呑童子は、姿を変えて助けに出た。その一撃で、酒呑童子はようやく敵の顔が見た。それは自分自身だった。
茨木童子一方渐渐落了下乘,酒吞童子按捺不住,化形成另一个样貌后出手相助。一击之下,酒吞童子这才终于看清了敌人的面目,来者竟是自己。
【鬼王酒呑童子】
「どうりで茨木童子が鬼王と呼ばれているわけだ。人も鬼も、俺を殺そうとしている。将来大江山を滅ぼそうとしているのは、俺様自身なのか?ふん、だったらなんだ。この酒呑童子のものは、例えばもう一人の自分にでも、手出しはさせねえ!」
难怪鬼众会称茨木童子为鬼王,一路上无论是人是鬼,都拼了命地想杀我。难道说千百年后想毁灭大江山的,是本大爷自己?哼,那又如何,我酒吞童子的东西,即使是另一个我,也不得染指!
酒呑童子が妖火を召喚し、目の前の己の幻影を叩き潰した。
酒吞童子召唤出妖火,将眼前自己的幻影一举击溃。
【鬼王酒呑童子】
「茨木童子、大江山の鬼王ならしっかりしろ。俺様に負けるな。」
茨木童子,你好好当这大江山的鬼王,可不要输给本大爷了。
酒呑童子の姿が一瞬現れ、消えた。
酒吞童子的身影只是一闪而过,就消失了。
【煉獄茨木童子】
「この気配、まさか……友?ありえない。」
这气息难道是……挚友,怎么可能?
大江山のことを片付け、二人はようやく山頂の善見城に到着した。相変わらず、静かで穏やかな善見城。しかし帝釈天の宮殿の付近に、人の気配は少ない。
解决了大江山一事,二人终于来到山顶的善见城。善见城一如既往祥和又宁静,然而帝释天的宫殿附近却人迹罕至。
【鬼王酒呑童子】
「この前は外で止められた。中に入ってみると、なかなかなもんだな。」
之前来时就被拦在外面,没想到里面倒是别有洞天。
【毘瑠璃】
「お二方、お待ちください。陛下は天域のために尽力してきました。しかし戦争には犠牲を伴うもの。戦争が終わった今、陛下は悲しみのあまり、病に倒れ、聖蓮池で休養中です。陛下の許可なしに、神殿へ立ち入ることは禁止されています。」
两位请留步。陛下为天域殚精竭虑,然而讨敌平乱难免伤及无辜。如今战事已了,陛下心中悲切,因此大病一场,如今正在圣莲池中修养。没有他的命令,任何人不得踏足神殿。
【阿修羅】
「毘瑠璃、俺がわかるか?」
毗琉璃,你可认得我是谁?
【毘瑠璃】
「あなたが誰であれ、帝釈天様の神殿にはお立ち寄りできません。」
无论你是谁,都不能踏足帝释天大人的神殿。
【阿修羅】
「前回の夢では、帝釈天にしか俺の姿が見えなかった。今回は少し違って、俺のことを知らないようだ。それはそれで好都合、このまま突入させてもらおう。」
之前的梦境中除了帝释天没人能看到我,这回虽然有些不一样,看来还是没人认得我。不认得有不认得的好处,我们闯进去就是。
二人は毘瑠璃の警告を無視し、門を開けて帝釈天の神殿に入った。神殿の中は薄暗くて道がよく見えない。蝋燭の灯りに、甘い香りが漂っている。
二人不顾毗琉璃的阻拦,推开大门就进了帝释天的神殿。神殿中不仅昏暗得看不清道路,只有烛火摇曳,还环绕着一股甜腻的香味。
【鬼王酒呑童子】
「前に来た時も、こんな感じだったのか?」
你上回来时,这里也是这副样子吗?
【阿修羅】
「聖蓮池は祭祀の地だ、こんな場所ではない。」
圣莲池是祭祀之地。这里绝不该是这副样子。
聖蓮池は薄暗い蝋燭の灯りに照らされている。目を凝らすと、澄んでいた池水は血の色に染まっている。池からは水の音が聞こえる。池の端にあった白蓮も、血蓮に変わっている。
昏暗的烛火照亮了水光摇曳的圣莲池,仔细一看,原本圣洁清澈的池水已化为一池血色。池中传来水声,而池边的白莲,也已化作了一株株血莲。
作者有话说
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第43章 天魔归来 地狱挽歌④幻梦
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